うつ病の症状の中で最もつらい症状は何でしょうか?💭

こんにちは、ヘラム研究所です😊

近年、うつ病で精神科の診療を受ける方が増えていますが、多くの方は自分がうつ病だと思って精神科を訪れるというよりも、周囲の人々から異変を指摘され、精神科に行くことを勧められて来院されることが多いです🏥

一般的に、うつ病と言えば悲しみや涙、自分を傷つけたくなる病気だと考えている方が多いですが、もちろんこれらもうつ病の症状に該当します。しかし、これだけの理由で病院に行こうとは思わず、自分で克服しようと試みる方も少なくありません😔

では、精神科や心療内科まで来させるうつ病の症状とは何でしょうか?🤔

大学生がうつ病を克服しようと努力しています

実は、悲しみを伴わないうつ病も存在します

うつ病は「悲しい病気」という印象が強いため、自分は悲しくないのにうつ病と診断されるのが理解できないという方も多くいます。

しかし、うつ病(Depressive Disorder)というのは、「悲しみ」を意味するのではなく、英語の通り**「抑圧される」や「気力がない」という意味**を持っています📝

うつ病の診断基準は以下の通りです。この基準の中から5つ以上の症状が存在する必要があります:

  • ほぼ毎日、抑うつ気分が続く
  • ほぼすべての活動に対する興味や喜びが著しく減少する
  • 顕著な体重減少または増加
  • 不眠または過眠
  • 精神運動の焦燥(不安)または遅延(思考速度の遅さ、スローモーションのようと表現されることが多い)
  • 疲労またはエネルギーの喪失
  • 無価値感または合理的でない過剰な罪悪感
  • 思考力や集中力の低下、または記憶力の問題
  • 死についての反復的な思考、自殺念慮、自殺企図または自殺計画

診断基準を見ると、悲しみそのものに関する内容はほとんどなく、感情のコントロールが困難な症状以外の基準が多いことがわかります📂

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うつ病の症状の中で最もつらい症状は、業務能力の低下です。

悲しい気持ちになったり、涙が出ることは多くの場合耐えられるものであり、人前で感情を抑えて過ごす方が多いです😢

しかし、耐えられないのはむしろ業務能力が低下することです。

うつ病が進行すると、記憶力が低下して物をなくしたり、会議内容を覚えていない、文字が読めないために業務処理にかかる時間が大幅に増え、同僚や上司から叱られたりすることが、うつ病で最もつらい症状として挙げられます💼

上記の診断基準の8番目にある思考力や集中力の低下、記憶力の問題が、最もつらい症状とされます💼

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うつ病は単なる感情の問題ではなく、脳機能の低下です。

うつ病は単に気持ちがいつもと違うというだけではなく、全般的な脳機能の低下と見るほうが正確です🧠

もちろん、認知症のように治療ができないわけではなく、一時的な脳機能の低下ですが、うつ病が発症する前に問題なく処理していた仕事ができなくなり、これが再び自己評価の低下につながる悪循環に陥ることもあります。

そのため、うつ病にかかったときは、感情をコントロールできない弱い人だと考えるよりも、一時的な脳機能の問題と認識し、治療を受けることが重要です。感情を落ち着かせるだけでなく、脳機能を全体的に回復させることを目指して治療を受けるのが正しい判断と言えるでしょう💪

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